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円相4

¥1,100 税込

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「信じること、疑うことを考えることで、人の存在が見えてこないか」
懐疑を重ねた上で究極の真に突き当たったデカルトに言及しながら、今回掲載の論考では、チェーホフの「かもめ」やおなじみの「魔女の宅急便」といった戯曲や物語を通じて、信じるために個人が光をどう見出すか。その手前で起こる“沈み込み”について展開する。
一方小説は、主人公の前に現れる人物との特異な関係が描かれる。通常の生活においても、見えない世界との接点は起こりうる。個人の特殊な体験が引き起こすそういった邂逅について、一つの死と生の接点を見つめ描いた小説。
死に伴う喪失感や絶望感、また自信のなさからくる劣等感は、ネガティブな意識として克服すべきものなのだろうか。克服しようとする前に、そこからある境地に到達する始まりだと捉え直すこと。あらゆる個人の“沈み込み”が、やがて独りで未明に飛び立つ祝福されるべき時を迎えることを、論考の示唆は、小説を補完していきます。
ルドルフ・シュタイナーの人間の額から頭頂部の湾曲についての神秘的な考察を紹介する文章も掲載。
表紙の絵は栗原悠太作



 円相4号
 税込価格1,100円
 A5版94ページ
 
小倉健太郎 高橋香苗著
表紙写真  栗原祐太
本文挿絵  高橋香苗
本文写真  酒井俊輔





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