円相2
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中身は小説と論考に近い随筆の2本柱のシンプルな構成です。
タイトルの「円相」は「円環」ではなく「円相」という通り、「相」にこだわっていますが、今号では、図らずも、その「相」を「すがた」と称して浮き上がらせました。
いずれ目の前から消えたとしても、残るものがある。目にした時よりもより鮮明に浮かび上がる「相(すがた)」。
人がある人物を、どのような人物だったかと思い浮かべるとき、その人だと思わせるものは何か。何を持ってその人なのか?そこにはその人の行動が大きく関係している。現代の、「こういう人として見られたい」という自己願望が肥大化する中で、果たして他人に定着されるその人たらしめるものは?かたや小説で、かたや随筆でその観点を持ちながら展開していきます。
「きれいな部屋」では、しぶしぶ通い始めたお茶の教室が、思いかげず主人公の人生を左右していくことになる。そこでの大きな出会いと別れが、いずれ主人公のその人らしい実りになっていくことを描いています。すぐそばで触れようと思えばいつでも触れたものが無くなる。それに伴う心の痛みさえ、いつしか尊いものだと導くものがある。
「火を盗ること、運ぶこと」ではシュタイナー、スピノザ、ウィトゲンシュタインの三賢人の言葉を通して、人はいかにして、大いなる相(すがた)として他人に定着されるのかと、果敢に論を進めます。
巻末に付録として別途、短編をつけていますが、本編を読んだ後の続編として読むことをお勧めします。
円相2 A5サイズ 134ページ 税込1,100円
小倉健太郎 高橋香苗著
表紙絵 宮岡俊夫
本文挿絵 川上陽介 高橋香苗
本文写真 酒井俊輔
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