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円相1

¥1,100 税込

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4月に円相0号を刊行して、今号は1号目として刊行しました。0号同様に、本屋店主と農産加工品事業主が、小説と随筆を担当し作った本です。
益々家にいることが多くなり、行動範囲は狭くなっていますが、好奇心の先はあちこちへと飛ぶ中、あらかじめテーマを決めてそれに即して書くというわけではないですが、今号の内容はいずれも「ある」と「ない」の曖昧な間に関する文章が揃いました。
見えない世界について書くことは、自分の信じることを他者へ拡大しかねないのですが、小説という形式をとると、それがかなりやわらぎます。「そうなるつもりではなかったのに、時にどこかから強い働きかけがきてあらぬ方向へとさまようことがなかった」というお話が3つ続きます。「友人の離婚」「花の約束」「森に舟を浮かべる」
随筆は、まさに「ある」と「ない」の考察が続きます。そこからドイツロマン派が浮かび上がり、果てはアラスカの土着の死生観まで及びます。自分の身体感覚や皮膚感覚をないがしろにせずに「ない」世界をどう捉えるかといった意欲的な文章。
さらに、建築家のペーター・ツムトアの「美しさの硬い芯」という言葉から、この類まれな建築家が記憶と美しさに極めて真摯に向き合っていることを改めて見ていきます。
現代美術作家のマーク・マンダースの作品が、そこに自画像と建物を表している、ということについて、私的な印象を文章にしています。
写真家の林田摂子さんの写真集を紹介。
紫陽花色の表紙。本文では川上陽介さんの挿絵を掲載。


▼商品情報
円相1号 
小倉健太郎 高橋香苗 著
A5サイズ 114ページ

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